使用とメンテナンス
（1）ボタンを頻繁に点検し、汚れを取り除いてください。ボタンの接点間距離が狭いため、長年の使用や密閉性の低下により、埃やエンジンオイルのエマルジョンの流入により絶縁性が低下し、場合によってはショート事故につながる可能性があります。このような場合は、絶縁と清掃を行い、適切な密閉対策を講じてください。
（2）ボタンを高温環境で使用すると、プラスチックが変形したり老化したりしやすく、ボタンが緩んで端子ネジ間の短絡を引き起こします。状況に応じて、取り付け時に締め付けリングを追加して締め付けたり、配線ネジに絶縁プラスチックチューブを追加して緩みを防止したりすることができます。
（3）インジケータランプ付きボタンは、長時間使用すると電球が発熱し、プラスチック製のランプシェードが変形して電球の交換が困難になります。そのため、長時間通電する場所での使用には適していません。ご使用になる場合は、電球の電圧を適切に下げることで寿命を延ばすことができます。
（4）接触不良が発見された場合は、その原因を調査する必要があります。接触面が損傷している場合は、目の細かいやすりで修復できます。接触面に汚れやすすがある場合は、溶剤に浸した清潔な綿布で拭き取ってください。接触スプリングが故障している場合は、交換する必要があります。接触部がひどく焼けている場合は、製品を交換する必要があります。